ロシア漁業情報

2013/8/1
号外 長官クライニーの刑事事件捜査が有罪性を確認できず終了

2013年08月01日
モスクワ発
[長官クライニーの刑事事件捜査が有罪性を確認できず終了]
ロシア漁業庁広報サベリエフは、長官クライニーの同庁人事にかかる書類偽造の容疑に関する刑事事件捜査が、有罪性を認めることができず終了したことを確認したと発表した。
サベリエフによるとクライニーが捜査当局に呼び出されたのは1回のみで、無実とする説得力ある証拠を提出したことで、捜査は終了した。
2011年5月25日、クライニーは、ロシア漁業庁北西地方管理局長ムラビヨフが、業務上の便宜をはかり、500万ルーブルの賄賂を受け取ろうとした罪で、当局により拘束されたことを知り、その後、自己保身のため、ムラビヨフの刑事責任を避ける目的で、それ以前に退職していたことにし、単なる詐欺事件に見せかけようと、拘束後の2日前の2011年5月23日付けでの免職の書類を部下に準備させ、それに署名、手続きを工作したとされていた。
これに対してクライニーは、2013年2月19日、事実無根であり不当なものであるとロシア漁業庁広報を通じて公式に声明を発表していた。