ロシア漁業情報

2014/2/20
ロシア漁業ニュースヘッドライン2014/03

2014年03月10日
ユ−ザ−  各位
                                                                
拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
さて、ロシア漁業庁副長官として新たにウラヂミル・ソコロフ(Соколов Владимир Витальевич)が任命され、ロシア農業副大臣(ロシア漁業庁長官)イリヤ・シュスタコフは、4名体制となった副長官の職務割当について、2014年2月11日付で承認をしました。また、2月上旬、ロシア漁業庁広報は、漁業分野の政府機関と関連国営企業を、極東へ移転させることを検討していると発表しました。この検討については首相メドヴェージェフも支持しており、ロシア漁業生産の80%が極東地方によるもので、合理的かつ論理的な判断といえると同広報は説明しています。
先月号に引き続き、日本漁業関係者が、観察しなければならないロシア当局幹部の人事、ロシア当局の再編成に関する情報が確認されたことを、今月号のTopNewsとしてご報告申し上げます。
なお、韓国大統領の朴槿恵(パク・クンヘ)は2014年2月6日、全羅南道・麗水沖で1月末に起きた原油流出事故に関連して不適切な言動を行った海洋水産部長官ユン・ジンスクを解任、わずか6日後の2月12日には、後任として与党セヌリ党国会議員の李柱栄(イ・ジュヨン)の起用を内定させました。ロ韓2ケ国間の漁業協力の動向とともに集約してご報告申し上げます。
敬具
(国際漁業対策事業部;原口聖二)                                                                          


Contents
TopNews ロシア漁業庁副長官4名の職務割当が承認される
・ロシア漁業政府機関の極東への移転を検討する(ロシア漁業当局人事等関連外3件)
・韓国遠洋産業協会所属船の2013年ロシア海域GG操業結果(ロシア2ケ国間漁業協定関連)
・軍事検察官が昨年密漁船85隻に罰金を科す(IUU漁業防止等協定関連外2件)
・ロシアのカニ密漁の伝説 ”Тигиль”(チギリ)(FOC/IUU取締情報関連外4件)
・パシフィックアンデスへの違反指摘は原料ベースでの輸出減少につながっていない(ロシア独占禁止庁関連外1件)
・ロシア漁業者によるオホーツク海抱卵スケトウダラ操業概況(ロシア漁業者底魚等操業関連外16件)
・ロシア極東から140万トンの水棲生物資源が輸出される(その他ロシア漁業関連情報外8件)
・韓国 近海スケトウダラ資源回復計画 ロシア・日本から受精卵取り寄せ(韓国スケトウダラ等市場関連外7件)