ロシア漁業情報

2018/4/10
ロシア漁業ニュースヘッドライン 2018/04

2018年04月10日
ユーザー  各位
                                                                
拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、2018年2月26日、モスクワで第4回ロシア漁業従事者会議が開催され、業界団体、組織の代表者約330名、その他関係者約100名が参加、ロシア農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフはもちろんのこと、ロシア副首相ドヴォルコヴィッチも出席しました。
 シェスタコフは会議において、漁獲割当が来年2019年に更新されるにあたり、従前の10年間設定から15年間設定への長期化、過去の漁獲実績を考慮する”歴史的原則”の維持、また、“投資クオータ”の導入、沿岸漁業における領海と経済水域をまたぐ操業海域の同一漁獲割当の設定、水産養殖に関する連邦法制定等、漁業の効率化に関する多数の項目について承認がされていること等を指摘しました。
ロシア業界にとって最も重要な事項を協議するイヴェントに位置づけられている、この会議の情報を集約しTopNews としてご報告申し上げます。
 なお、2018年3月12日から同14日までの間、ソウルで、第27回ロ韓漁業委員会が行われ、双方は漁業協力の継続に合意しました。これらの漁業協定の関連情報もあわせてお知らせ申し上げます。
敬具
(国際漁業対策事業部;原口聖二)


Contents
TopNews 第4回ロシア漁業従事者会議 シェスタコフの指摘点
・”歴史的原則”維持を全会一致で決議(第4回ロシア漁業従事者会議関連外4件)
・第27回韓ロ漁業委員会交渉妥結(漁業政策および2ケ国間漁業協定関連等外12件)
・“投資クオータ”の調整オークションが開催される(投資クオータ関連外2件)
・オホーツク海抱卵スケトウダラ操業概況(ロシア漁業者オホーツク海抱卵スケトウダラ・ニシン操業関連8件)
・ロシア漁業者による今漁期漁獲量が89万8,600トンとなる(ロシア漁業者底魚等操業関連外2件)
・イワシ・サバ操業 日本水域の活用を検討する(ロシア イワシ・サバ操業件関連外1件)
・サハリン国境警備局がズワイガニ違法漁獲漁船を拘束(FOC/IUU取締情報関連)
・ロシア漁業最大手は洋上フィレの増産を計画する(その他ロシア漁業関連情報等外15件)
・バレンツ海カペリン操業が約3万8,500トンとなる(バレンツ海カペリン操業関連外2件)
・韓国が日本の福島産水産物輸入禁止紛争で敗訴(韓国スケトウダラ等市場関連外2件)

計59オリジナル報告
http://kisenren.com