ロシア漁業情報

2020/5/10
ロシア漁業ニュースヘッドライン 2020/05

2020年05月10日
ユーザー  各位
                                                                
拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、今年2020年1月1日から開始され、100隻以上が着業したロシア漁業者によるオホーツク海抱卵スケトウダラ操業が、科学研究機関の勧告に基づき同年4月9日をもって完了しました。ロシア漁業は、カムチャツカ・クリール海域、西カムチャツカ海域、そして北部オホーツク海域での春季抱卵スケトウダラ操業を”Aシーズン”とし、最も重要な漁業と位置付けているところです。コロナウイルスの発生によるメインの仕向け先の中国陸上加工能力の低下に加え、ロシア政府による当該拡散防止対策等、厳しい環境の中、90万トン以上を生産、前年を上回る結果となりました。今月号においては、ロシア最大の漁業となる当該操業の結果をTopNews としてご報告申し上げます。
 なお、ロシア漁業庁は、昨年、低調に終わったロシア漁業者のための日本排他的経済水域(EEZ)におけるイワシ漁獲割当のオークションを、今春、モスクワで、再び実施すると発表しました。これらの情報もあわせてお知らせ申し上げます。
敬具
(国際漁業対策事業部;原口聖二)

Contents
TopNews  ロシア漁業者オホーツク海春季抱卵スケトウダラ操業(Aシーズン)4月9日完了
・コロナウイルス拡散防止 オ海抱卵スケトウダラ操業への対応を協議(”Aシーズン”関連外2件)
・自然保護区“Малые Курилы”漁業問題(ロシア漁業政策および漁業協定関連等外8件)
・オークション漁船建造支援条件 規制ギロチンを求める(カニ漁獲割当配分問題関連外1件)
・ロシア漁業者スケトウダラ操業が102万トンとなる(スケトウダラ・マダラ・ニシン操業関連外11件)
・2021年北海道太平洋接続南クリール海域TAC増加勧告(ロシア漁業者底魚等操業関連外13件)
・パンデミック ロシア太平洋サケマス操業従事者確保問題(太平洋サケマス操業関連外1件)
・Trident Seafoods退社マーケティング管理者がギドロストロイ社へ(その他ロシア漁業関連情報等外20件)
・ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局 取締報告(5件)
・韓国市場 スケトウダラ卸売価格(韓国スケトウダラ市場価格モニター4件)
・コロナウイルスで第2次交渉中止 EU交渉代表も感染(英国EU離脱Brexit関連)

計74オリジナル報告
http://kisenren.com