ロシア漁業情報

2020/6/10
ロシア漁業ニュースヘッドライン 2020/06 NEW

2020年06月10日

ユーザー  各位

                                                                

拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

 さて、2016年1月1日からロシアの排他的経済水域(EEZ)での太平洋サケマス流し網漁業が禁止されたことに関連し、一部のロシア関係漁業者が、農業省の代表者を相手どり補償等を求める、仲裁裁判が2020年4月末に行われました。2010年春、当該漁業にかかるオークションが開催され、1隻あたり600トン、16ロットを13社が落札、その際、対価のもと、単年ではなく2020年までの契約が発生しており、この担保補償として原告は14億ルーブルの支払いを求めました。しかし、今回、モスクワ仲裁裁判所は、ロシアEEZでの漁獲割当を利用できなかった点について行政の過失を認めませんでした。その理由として、水棲生物資源の漁獲にあたり、禁止されていない漁具を使用することが条件となっていると言及、他の漁具・漁法の漁獲効率に関する審理は対象外だとし、原告が他の認められた漁具・漁法による操業のための措置をとらなかったことを指摘したとのことです。

 今月号においては、日本の北洋漁業、北海道東部地域の水産業を再編させたロシアEEZ太平洋サケマス流し網漁業禁止にかかる仲裁裁判に関する情報をTopNewsとしてご報告申し上げます。

 なお、2020年4月28日、モスクワで予定された、ロシア漁業者のための日本排他的経済水域(EEZ)におけるイワシ漁獲割当の再オークションがコロナウイルスの影響で延期となり、同年5月15日に変更開催となっていましたが、期限までに応札申請者が1社もなく、不成立が宣言されました。これら一連の情報についてもあわせてお知らせ申し上げます。                                 

敬具

(国際漁業対策事業部;原口聖二)

Contents

TopNews ロシア サケマス流し網禁止補償裁判が行われる
・女優ソブチャク アレッグ・カンのカニ事業株式40%を買収(漁業政策および漁業協定関連等外8件)

・ロシア深海カニ漁獲割当オークション 3回目の開催を行(カニ漁獲割当配分問題関連)

・”投資クオータ”の対象資源をさらに拡大する(投資クオータ関連)

・極東海域スケトウダラ操業製品出来高等(ロシア漁業者スケトウダラ・マダラ・ニシン操業関連外6件)

・ロシア漁業者による今漁期漁獲量が180万トンとなる(ロシア漁業者底魚等操業関連外4件)

・北海道隣接サハリン州 太平洋サケマス操業計画を決定(太平洋サケマス操業関連外12件)

・新たなサハリン国境警備局長 イーゴリ・ユブジェンコ(ロシアFOC/IUU取締情報関連外2件)

・トランプ 水産業発展プログラムに署名(その他ロシア漁業関連情報等外17件)

・ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局 取締報告(4件)

・“またがり資源情報”韓国近海漁業 イカ漁業種別漁獲量(韓国漁業関連2件)

・韓国市場 スケトウダラ卸売価格(韓国スケトウダラ市場価格モニター4件)

・北朝鮮、日本人にアサリ密輸打診 外貨目的か、タイのレストランで(北朝鮮漁業関連)

・第3次交渉 進展はわずか EUのアプローチ理解できない(英国EU離脱Brexit関連外3件)



計72オリジナル報告

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