ロシア漁業情報

2020/7/10
ロシア漁業ニュースヘッドライン 2020/07

2020年07月10日

ユーザー  各位



拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

 さて、2010年にウラヂオストクで殺害されたワレリイ・プヒデンコの事件への関与、カニ製品輸出の際の脱税等の疑いで拘束が求められている、漁業会社モネロンとクリリスキー・ユニヴァサリヌイ・コンプレクスの創業者で“極東のカニ王”と呼ばれたアレッグ・カンが、2020年5月末、現在、東南アジア某国に滞在中とした上で、ヴェドモスチ紙のインタァヴューにこたえました。アレッグ・カンは、刑事事件となっている自身へのロシア調査委員会の捜査、訴えは公正なものではないと主張、一連の出来事が、オリガルヒ(新興財閥)ゲナジー・チムチェンコの義理の息子グレブ・フランクとの対立の後に始まったと言及しました。

 今月号においては、カニの漁獲割当配分に関する闘争と指摘される、この一連の情報をTopNewsとしてご報告申し上げます。

 なお、ロシア漁業庁は農業副大臣(漁業庁長官)シェスタコフを本部長として、今年2020年漁期の太平洋サケマス操業本部を例年どおり設置、同年6月8日、代行、同庁副長官イワニクを議長に、第1回目の会合を開催しました。極東地方において同年6月1日から開始された当該操業等に関する情報もあわせてお知らせ申し上げます。 

                                                   敬具

                                  (国際漁業対策事業部;原口聖二)

TopNews 拘束が求められているアレッグ・カンが海外からインタァヴューにこたえる

・座礁韓国トロール漁船 GG漁獲枠と関連付け解決へ(ロシア漁業政策および漁業協定関連等外8件)

・公共評議会 深海カニ漁獲割当 オークションから外すことを協議(カニ漁獲割当配分問題関連外3件)

・ロシア漁業庁”投資クオータ”管理会議 漁船建造の遅れが報告される(投資クオータ関連)

・道東・道西太平洋と資源分布が重複する南クリール海域スケトウダラ資源(スケトウダラ操業関連外4件)

・テルペニア湾でトロール漁船によるカレイ操業が始まる(ロシア漁業者底魚等操業関連外7件)

・ロシア漁業庁が2020年漁期太平洋サケマス操業本部設置(太平洋サケマス操業関連外11件)

・ロシア科学研究機関 2020年漁期イワシ・サバ漁業予測(イワシ・サバ操業関連)

・ロシア科学研究機関 2020年漁期サンマ漁業予測(サンマ操業関連)

・サ国境警備局がアブラガニ30トン以上違法漁獲ロシア漁船を拘束(ロシアFOC/IUU取締情報関連外3件)

・カムチャツカ地方 魚由来機能性食品オメガ3製品の生産が始まる(その他ロシア漁業関連情報等外16件)

・ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局 取締報告(5件)

・韓国水産協同組合中央会 韓日漁業協定対策を協議(韓国漁業関連外3件)

・韓国市場 スケトウダラ卸売価格(韓国スケトウダラ市場価格モニター4件)

・英国EU離脱 交渉 漁業分野が大きな障害となる(英国EU離脱Brexit関連外3件)



計80オリジナル報告

http://kisenren.com