ロシア漁業情報
2020/11/1
ロシア漁業ニュースヘッドライン 2020/11
2020年11月10日
ユーザー 各位
拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
さて、2020年10月21日、ウラヂオストクにおいて、極東漁業発展のための会議が開催され、ロシア漁業庁は、悪質な漁獲割当の転貸”квотными рантье”(クオートヌイミ・ランティエ:漁獲割当賃貸)を行う業者を排除するため法的根拠を分析し、この有効性の確保を、来年2021年の重要課題に位置付けると発表しました。
また、加えて、2019年以降、操業許可の強制終了の要件が変更され、漁獲割当消化率の義務が50%から70%に引き上げられており、自己所有船、あるいはリース船等により、2年連続でこれを達成できない漁業者は、操業許可を失う規則となっていることを指摘、来年から、この生産義務に関する法律の要件、実行のあり方について分析することを計画していると明らかにしました。
今月号においては、当該会議と、翌22日、引き続き開催された極東科学操業評議会の概要をTopNewsとしてご報告申し上げます。
なお、11月下旬から12月上旬にかけて、日ロ漁業委員会第37回会議が開催予定で、報告担当者も当該漁業委員会に交渉団随行員として参加の可能性があり、例年どおり、12月号は新年1月号との合併号とさせていただきます。今年も変わらぬご愛顧をいただき、誠にありがとうございました。
敬具
(国際漁業対策事業部;原口聖二)
TopNews 極東漁業発展のための会議が開催される
・ロシア漁業法改正 プーチン署名(ロシア漁業政策および漁業協定関連等外37件)
・第50回ロシア・ノルウエー漁業委員会結果概要(第30回ロシア・ノルウエー漁業委員会関連外4件)
・漁船建造プロジェクトのコンプライアンス委員会規則承認(カニ漁獲割当配分問題関連外3件)
・投資クオータ運用義務規則が改正される(投資クオータ関連外2件)
・ロシア科学研究機関 オ海スケトウダラ資源評価会議を開催(スケトウダラ操業関連外5件)
・ロシア漁業者による今漁期漁獲量が414万3,510トンとなる(ロシア漁業者底魚等操業関連外8件)
・ロシア太平洋サケマス操業概況(太平洋サケマス操業関連23件)
・ロシア漁業者イワシ・サバ操業概況(イワシ・サバ操業関連9件)
・ロシア漁船サンマ漁獲量(サンマ操業関連7件)
・沿海地方で違法北朝鮮漁船員の公判が続く(ロシアFOC/IUU取締情報関連)
・オヒョウ・カラスガレイの底刺し網の規制を協議(その他ロシア漁業関連情報等外29件)
・ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局 取締報告(7件)
・中国漁船 北朝鮮海域スルメイカ大規模操業再開(韓国漁業関連外4件)
・韓国市場 スケトウダラ卸売価格(韓国スケトウダラ市場価格モニター関連5件)
・英国 EUに対して3年間の段階的漁獲割当削減提案(英国EU離脱Brexit関連外7件)
計161オリジナル報告
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