ロシア漁業情報

2023/11/1
ロシア漁業ニュースヘッドライン 2023/11

 2023年11月01日

ユーザー  各位




拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

 さて、2023年9月27日から同29日までの間、サンクトペテルブルグで第6回ロシア国際漁業フォーラムが開催され、本会議にロシア農業大臣パトルシェフ、ロシア漁業庁長官シェスタコフ、ロシア農業銀行の代表者、上院議員、イラン漁業庁長官、中国遠洋漁業協会会長らが登壇、“多極化する世界での漁業分野”をテーマに、話し合いが行われ、報告担当者、原口聖二もヴァーチャルでLIVE参加しました。

シェスタコフは、世界市場と国際関係の変化というプリズムを通して漁業に携わっているが、ダイナミックに変化する状況により、ロシア漁業のための新たな戦略と戦術を構築する必要に迫られていると語り、国際貿易関係の再構築の始まりは新型コロナウイルス感染症のパンデミックで、各国は国家経済を維持し国民を保護するために独自の決定を下さざるを得なくなったと言及、一方で、世界の漁業界に導入された制限にもかかわらず、ロシア漁業は常に相互に有益な解決策を見つけることに成功してきたと加えました。

今月号においては、当該フォーラムの概要とともに、一連の制裁下におけるロシア漁業の経済的インデクスの低下と、これへの対応、取り組み等に関する情報を引き続き TopNews としてご報告申し上げます。

なお、11月中旬以降、日ロ漁業委員会第40回会議の開催が見込まれていて、報告担当者も当該漁業委員会に交渉団随行員として参加の可能性があり、例年どおり、12月号は新年1月号との合併号とさせていただきます。今年も変わらぬご愛顧をいただき、誠にありがとうございました。

                                                         敬具

(国際漁業対策事業部;原口聖二)




TopNews 第6回ロシア国際漁業フォーラム“多極化する世界での漁業分野”概要報告

・ロシアスケトウダラ漁業者協会 国際漁業フォーラムでプロモーション(国際漁業者フォーラム関連外2件)

・第53回ロシア・ノルウエー漁業委員会 交渉妥結(ロシア漁業政策および漁業協定関連等外21件)

・カニ漁獲割当オークション第2弾 税収2,145億ルーブル(投資目的漁獲割当/オークション関連外14件)

・ロシア漁業者漁獲量 440万トンとなる(ロシア漁業生産/貿易動向関連外4件)

・スケトウダラ2024年日本海TAC38%増 日本の運用と乖離(スケトウダラ・マダラ・ニシン等操業関連外4件)

・2023年漁期 ロシア漁業者太平洋サケマス操業概況(太平洋サケマス操業関連34件)

・2023年漁期 ロシア漁業者イワシ・サバ操業概況(イワシ・サバ サンマ漁業関連10件)

・サハリン国境警備局 コルサコフでナマコ密漁4名を拘束(ロシアFOC/IUU取締情報関連)

・2023年1月-8月 ロシアのフィッシュミールの生産量と価格(その他ロシア漁業関連情報等外9件)

・韓国冷凍スケトウダラ市場動向 2023年10月(韓国スケトウダラ市場関連外1件)

・日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業概況(韓国・中国等 東アジア漁業関連2件)

・ベルギー操業機会喪失 欧州委員会950万ユーロの減船計画承認(ポスト英国EU離脱Brexit関連外1件)

・EU 軌道を外れる洋上風力発電 SC混乱 コスト高 設計欠陥(洋上風力発電と漁業 海外の経験外5件)




計118オリジナル報告

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