ロシア漁業情報

2024/10/10
ロシア漁業ニュースヘッドライン 2024/10

 2024年10月10日




ユーザー 各位




拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

 さて、2024年9月17日から同19日までの間、サンクトペテルブルグで第7回ロシア国際漁業フォーラムが開催されて、現地時間18日、当該フォーラムの本会議“技術革新時代の漁業/未来のテクノロジー”が行われ、報告担当者、原口聖二もヴァーチャルでLIVE参加しました。

これに登壇したロシア副首相パトルシェフは、産業の近代化、養殖用スモルトや飼料の輸入代替、漁業分野のデジタル化、そして投資目的漁獲割当プログラムの成功等を発表、ロシアの漁業が順調に発展しており、成功のインデクスとして漁獲量の増加を挙げ、この10年間において漁業生産量が100万トン以上増加、現在では年間500万トンに達しており、昨年2023年にいたっては記録的な537万トンとなったと述べました。

さらに、パトルシェフは、この成長の原動力が国家支援を基礎とする業界の徹底的な近代化だと語り、投資目的漁獲割当プログラムがインセンティヴとなり、漁船建造、水産加工場建設が発展したと指摘、今後、当該プログラムにより港湾施設が近代化されることになると述べました。

今月号においては、当該フォーラムに注目して、直近の情報を集約し、TopNews としてご報告申し上げます。

なお、2024年9月3日から同6日までの間、ウラヂオストクにおいて第9回東方経済フォーラムが開催され、漁業分野のビジネス・プログラム、“漁業分野-極東社会経済発展の原動力”において、登壇したロシア漁業庁長官シェスタコフは、漁業分野の牽引により沿岸地域の社会経済的発展が良好なペースで続いていること等を説明しました。これらの関連情報もあわせてお知らせ申し上げます。

                                                         敬具

(国際漁業対策事業部;原口聖二)




TopNews 第7回ロシア国際漁業フォーラム “技術革新時代の漁業” 世界市場 再び本格的成長へ

・水産物輸出の発展と支援のための措置“スケトウダラの課題”(第7回ロシア国際漁業フォーラム関連外6件)

・“漁業分野-極東社会経済発展の原動力” (第9回東方経済フォーラム関連外3件)

・国際条約海域交渉合意未達の場合の独自TAC設定(ロシア漁業政策および漁業協定関連等外12件)

・まだ利用者がでない日本EEZイトヒキダラ漁獲割当残枠(投資クオータ/漁獲割当オークション関連外4件)

・ロシア漁業者漁獲量 378万2,700トンとなる(9月24日)(ロシア漁業生産/貿易動向関連外15件)

・ロシア科学研究機関 漁業予測“索餌ニシン2024”を発表(スケトウダラ・マダラ・ニシン等操業関連外1件)

・2024年漁期 ロシア太平洋サケマス漁獲速報(太平洋サケマス操業関連21件)

・2024年漁期 ロシア漁業者イワシ・サバ/外国人漁業者操業概況(イワシ・サバ・サンマ操業関連13件)

・日本沖底船オホーツク海ズワイガニ漁獲量とFOC船違法漁業(ロシアFOC/IUU取締情報関連)

・サハリン島南部のエゾバフンウニとコンブの資源の安定を確認(その他ロシア漁業関連情報等外12件)

・韓国市場 2024年チュソクを迎えスケトウダラなど政府備蓄水産物放出(韓国スケトウダラ市場関連外1件)

・日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業概況(韓国・中国等 東アジア漁業関連外1件)

・アイルランド漁業界 自国政府とEUが共謀し追い込んでくる(ポスト英国EU離脱Brexit関連)

・米国MA沖ブレード事件同社製 DGバンクでも破壊頻発(洋上風力発電と漁業 海外の経験外6件)




計108オリジナル報告

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