ロシア漁業情報
2026/2/5
ロシア漁業ニュースヘッドライン 2026/02
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2026年02月05日
ユーザー 各位
拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
さて、2025年12月、第56回ロシア・ノルウエー漁業委員会交渉が妥結、両国が今年2026年のバレンツ海における漁獲割当、操業条件等に合意しました。ノルウエーがロシアの漁業会社2社に対する制裁措置を行ったことにより、当該交渉は、困難を極めたとされています。
このことについて、ロシア外務省は、ノルウエー側の漁業分野における非友好的な行動の問題は、依然として残っていると表明しました。同省報道官のマリア・ザハロワは2025年12月25日の記者会見で、ロシアが半世紀にわたる漁業規制システムの崩壊を阻止し、国内漁業の利益が確保されたと語り、バレンツ海のTACが設定され、共同規制対象の水棲生物資源の漁獲割当量が配分されたことで、ロシア漁業者が伝統的な漁業を継続できるようになった点を指摘しました。
また、一方で、ロシアは漁業分野におけるノルウエーの非友好的な行動の問題に引き続き取り組んでいくと述べ、ノルウエー政府が、ますます独立性と批判的思考力を失っていることを遺憾に思うと語り、EUのロシア嫌悪路線に無謀に固執し続けることは、北半球における“またがり”漁業資源管理の既存のシステムに極めて深刻な影響を及ぼす可能性があると言及、無利益を理解し、この問題を真剣に検討するよう強く求めると加えました。
今月号においては、これらのロシア漁業分野の政策、2国間漁業委員会の動向等に関する直近の情報を集約し、TopNews としてご報告申し上げます。
なお、今年2026年も年明け1月1日から、ロシア漁業にとって最も重要な春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業、“Aシーズン”が開始されています。当該操業、ならびに同時展開されるニシン操業等の関連情報もあわせてお知らせ申し上げます。
敬具
(国際漁業対策事業部;原口聖二)
TopNews 制裁解除なくロシア・ノルウエー漁業交渉妥結 問題はあるがロシア漁業者利益確保
・ロ漁船 ノルウエー海域操業許可 115隻が取得 29隻は却下(ロシア2国間協定漁業委員会関連外3件)
・漁船への音声・映像記録装置の段階的設置 慎重に検討(ロシア漁業政策および漁業協定関連等外10件)
・オークション 日ロ協定海域ソコダラ・ミズダコ含め実施(投資クオータ/漁獲割当オークション関連外2件)
・ロシア漁業者漁獲量 32万6,400トンに達する(1月27日)(ロシア漁業生産/貿易動向関連外12件)
・2026年ロシア春季オ海抱卵スケトウダラ(日本EEZまたがり資源)操業(“Aシーズン”関連5件)
・北海道と資源往来 南ク海域マダラTAC1,000トン期中追加(スケトウダラ・マダラ・ニシン等操業関連5件)
・北海道隣接サハリン州コマイ操業概況(北海道隣接サハリン州コマイ操業関連2件)
・業界は今後の見通しのため今年2026漁期の漁獲勧告を待つ(太平洋サケマス操業関連外3件)
・資源回復傾向 サンマ漁船団の増強近代化の必要性を指摘(イワシ・サバ サンマ操業関連)
・スケトウダラ国際市場価格 複数のインデクスが上昇を指し示す(その他ロシア漁業関連情報等外11件)
・韓国冷凍スケトウダラ市場動向 2026年1月(韓国スケトウダラ市場関連)
・日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業概況(12月19日)(韓国漁業関連)
・EU 新漁業管理規則発効 英国漁船に適用(ポスト英国EU離脱Brexit関連外1件)
・蘭 洋上風力の限界 国家目標が国民の経済・社会を脅かす(洋上風力発電と漁業 海外の経験外6件)
計73オリジナル報告
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