スケトウダラの冷凍すり身とは?

現在、かまぼこ、ちくわ、魚肉ソーセージなどの練り製品は、ほとんどが冷凍すり身からつくられています。今から40年ほど前、魚肉ソーセージをはじめとする練り製品の需要が急増し、深刻な原料不足となっていました。

一方、北海道ではスケトウダラが大量に漁獲され、その利用方法が大きな課題となっていました。しかし、スケトウダラは鮮度低下が速く、冷凍すると冷凍変性(解凍すると肉がスポンジ状になる)してしまうため、練り製品原料としては鮮魚のみに限られていました。

1960年(昭和35年)、北海道中央水産試験場が開発した冷凍すり身技術は、スケトウダラの冷凍変性をほぼ完全に抑えるという画期的な技術でした。冷凍すり身の開発によって新たなスケトウダラ利用の道が開かれたことから、この技術は食品業界ではノーベル賞に匹敵する業績といわれています。現在行われている冷凍すり身の製造法も、当時開発された技術がそのまま受け継がれています。

すり身製造工程

「おさかなセミナーくしろ'98」スケトウダラを知ろう、より